荒川製材機製作所さんとは、長年の付き合いになります。荒川さんの素晴らしいところは、何と言っても設備導入時の打ち合わせです。一緒になって良い機械を作ろうという気持ちに溢れ、こちらの要望だけではなく、もっと良い独創的な意見も出してくれます。もちろん納入された機械も打ち合わせ通りの仕様でとても満足しています。

また、納入後のアフターフォローも万全で、ちょっとした改良も気軽に対応していただけます。現在導入予定の設備機械も荒川さんにすべてお願いしたいと思っています。どんな打ち合わせになるかとても楽しみです。機械以外の話もするのですが、これもまた楽しいんです。荒川さんは本当に信頼できる会社です。

画像の機械は、当社が創業時（106年前）から製作していた現標準的な製材機です。送材車と帯鋸盤と言います。

写真中央の送材車に原木などを乗せ、写真左側（安全と書いてあるカバー）の帯鋸で柱や板にカットする機械です。木は自然界で育つ物で、一本一本異なる物です。その異なる木を職人の判断で丸太から、柱や板に切り出します。

どの部分を切り出せば良質な柱や板に仕上がるかを見極めるため、このような機械での製材が従来は主流でした。

現在は、大手の超大型工場で、全自動で柱や板を切り出しております、職人が見極め、切りだした柱や板の需要は少なくはなりました、それでも現在、職人による製材を行なっている、会社様です。

荒川製材機製作所さんは、私たちの声を真剣に聞いてくれます。口ではなかなか説明できない細かなニュアンスも適切に汲み取ってくれ、そこに+αのアイディアも考えてくれます。こちらが無理難題を言っているのですが、いつも嫌がらず真摯に対応してくれます。機械の発注先というより 我社の大切なパートナーといった方がいいかもしれません。

機械はどんなメーカーであろうと完成形はあり得ないと思っています。実際に生産し始めるとさまざまな課題が出てくるものです。それは荒川さんの機械も同じです。しかし、荒川さんは、ひとつ一つの課題に真摯に向き合ってくれ一緒になって完成形に向かって考えてくれます。一緒になって考えてくれること。これは信頼関係の証だと思います。

荒川さんはきっと、100人以上の大きな会社になったとしても、いまと同じ関係でいてくれると思います。そんな社風であり社長だと思います。

画像の機械は、鉄板洗浄機です。工事現場等で重機が通る箇所に沈み防止のためなど鉄板を敷き詰めます。サイズが3×6（0.9×1.8）、4×8（1.2×2.4）、5×10（1.5×3）、5×20（1.5×6）とあり、最大1.5ｔあります。小牧木材様は、その鉄板のリース業も行なわれております。

お客様より返却された鉄板は、土が付いており、次に貸し出す前に洗浄をしなければなりません。冬には土と霜との混合になり洗浄が大変なものになります。 弊社にご依頼頂いた際には、既存の鉄板洗浄機はありましたが、老朽化が進んでおり、更新したいとの依頼でした。

重量物を搬送・洗浄する機械であるため、消耗品も種類は少ないが数が多く大きい物であることから、交換を容易にして欲しいとか、洗浄後すぐに取り出しにいけない事もあるから、ストックする部分を設けて欲しい。けれども既存の建物内に収めて欲しいとか、土砂の搬出を容易にして欲しいとの要望でした。その要望を加味し、形にさせて頂いた機械になります。

小牧木材様は、元々木材での足場等の製作をしており、その時に弊社の製材機を使って頂いておりました。時代が変わり、建築現場の足場等は金属に変わって、扱ってらっしゃる物も木材では無くなってきました。これまでに、足場板の洗浄機や単管パイプの洗浄機、単管かしめ機を収めさせて頂いており、この画像の足場洗浄機も他機種のリピート受注となりました。

野澤工場長がおっしゃるには、今後も足場洗浄機の更新を考えてらっしゃるとのことでした。また、同業他社様が来社された際に、機械メーカーを紹介して欲しいとの依頼もあったとの事で、今後、ご紹介いただけるとの事になっております。

荒川製材機製作所さんは、いつも親身に相談に乗ってくれ、最後まで面倒をみてくれるので本当にありがたいと思っています。長年、積み上げてきた信頼感は相当なものです。専用機を4台も購入していることが何よりの信頼の証です。

大きなメーカーだと、少なからず最新仕様の押し付け部分がありますが、荒川さんは、そこにこだわることなく、我社にとって一番良いことなら、自動機あっても手動、半手動に仕様設計してくれます。強度を落とすことなくコスト低減にも繋がるので、とても助かっています。

いつもこちらの要望を汲み取ってくれ嫌な顔せず対応してくれ、お値打ちに購入させていただいているので採算が心配ですが、そんな荒川社長、荒川製材機製作所が大好きです。

画像の機械は、梱包材製作機です。梱包材の両端に金具を取り付ける機械です。

典型的なオリジナル機械で、前製作機械が1本づつ製作していたのに対し本機は順次量産機です。南陽木材様にはオリジナル専用機械を過去4台購入いただいています。

今後も専用機械を頼む場合は荒川さんなくしては考えられないとのお言葉をいただきました。